退職代行とは?

「退職代行」というサービスが誕生したのは2017年。SNSなどで話題となり、「退職代行」の存在が広く知られるところになりました。
以降、たくさんの事業所が参入し、2022年では60社を超え、2019年の利用者は1万人を超えるまでになっています。
退職代行とは?|イメージ画像

退職代行とは?

退職したい労働者本人に代わって、退職の意向を伝えるサービスのことです。
サービス内容を簡単に説明すると、退職を希望する方から依頼を受けた代行業者が、本人の代わりに勤務先に退職に関する連絡をするというものです。依頼者と会社の間に入り、必要な連絡事項について双方に伝言をします。

退職は、労働者の一方的な意思表示により効力が発生し、会社側の承認は必要としません。しかし、わざわざお金を払ってでも退職したいという行動の背景には、「上司からハラスメントを受けていて直接言い出せない」「退職を固く決意しておりすぐにでも退職したいが、執拗(しつよう)な引き留めに合う」などといった事情が考えられます。

退職代行を利用し、第三者が介入し意思表示をしてもらうことで退職の手続きが円滑に進みやすくなり、一貫して退職を拒否されていたにもかかわらず、退職代行を利用した途端に態度を変える会社も少なくありません。

退職代行は、自分で退職を言い出せず、無理をして働き続けている方々を救える力を持っています。
利用者は基本的に一度も出社することなく、上司と会話することもなく退職できることもメリットの一つであり、さまざまな理由で需要が広がっています。